顧客基盤

昨今の社会情勢や国際情勢の激変が続くなかで、あらためて「VUCAの時代」という言葉をよく耳にするようになりました。

VUCAとは、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語で、社会やビジネスにとって、未来の予測が難しい状況のことを意味します。
数年前までは、誰も予測しなかった感染症によるパンデミック、ロシアの侵攻など、特にネガティブなできごとが数年間にわたる単位で襲ってきています。
そして、これらのできごとが直接的、間接的に人々の生活に大きな影響をおよぼしていることは、あらためて言うまでもありません。

 帝国データバンクの調査では、2020年以降、新型コロナウイルス関連倒産の発生累計件数は全国で5515件判明しています。一方で、厳しい状況下を切り抜け、立派に事業を存続している企業も多数あります。

同じコロナ禍にあって生き残れた企業とそうでない企業の差は何でしょうか。                     ひとつの答えとして、しっかりした「顧客基盤」を持っているかどうか、という点があげられます。
「顧客基盤」というのは、平たく言えば、自社や自店の応援者、ファンをどれだけ持っているか、ということです。そして、単純にその規模が大きいほど、危機を乗り越える力が強くなります。

それでは、しっかりした「顧客基盤」とは、いったいどのようなものなのか、それがあるとないでは、どう差が出るのでしょうか。
次回から「顧客基盤」について考えていきたいと思います。

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